1. 二つの駅が交差する、わずか数百メートルの「戦場」
舞台は、JRと私鉄の二つの駅が重なる小さな町の商店街。驚くことに、この狭いエリアに買取屋が5軒も軒を連ねています。
「これだけ近ければ査定額も横並びだろう」と思うのは大間違い。そこは、店員の目利きと店のプライドがぶつかり合う、まさに「査定のコロシアム」でした。
2. 驚愕の査定データ:店によって「2倍」の差が出る現実
同じ日に、同じメープルリーフ金貨(1/4オンス)を持ち回った結果がこちらです。
D店50,000円最初の基準。ここだけで決めていたら大損。
DK店59,800円少しアップ。でもまだ物足りない。
O店70,000円ここで一気に跳ね上がる。
EN店77,000円「いくらなら売ります?」との問い。
I店(最後)100,000円!1軒目のちょうど2倍で決着!
3. 「目利き」の差と、シビアな駆け引きの面白さ
5軒回って痛感したのは、店員さんの知識と経験に「雲泥の差」があることです。 マニュアル通りの数字を出すだけの店もあれば、こちらの様子を伺いながら足元を見てくる店もある。
4軒目のEN店で「いくらで売りたいですか?」と聞かれた際、私は冷静に**「10万円」**と答えました。 店員さんの驚いた顔!「それはさすがに無理ですよ…」という空気感。しかし、私は自分の「理」を信じて、5軒目のI店へ向かいました。その結果が、この10万円という勝利です。
4. 合理的な行動が「最強の運」を引き寄せた
勝利はこれだけではありませんでした。売却した翌日、金の価格が大暴落。 一日ずれていたら、この「10万円」という数字は幻になっていたでしょう。
「徹底的に比較する」という合理的な行動が、最高値という結果だけでなく、暴落直前という最高のタイミングまでも引き寄せたのです。
